2012年12月30日

暮れも押し迫ってLuka Bloomばかり聴いてる

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Luka Bloom - Turf

 ネットから逃げてばかりの48歳です。どうも良くないです。良くないな〜。良くない。
時々ネットに顔を出そうかと思いますが、すぐに面倒になって止めてしまいます。

 最近、少し痩せました。やたら太ってしまって、肩が上がらなくなったのでダイエットを始めました。少し痩せたら、ちょっとサッパリした服でも買って、良く晴れた日に街中まで自転車で行って、中古CDや中古本を物色して回りたいな〜などと夢を抱きました。
 3ヵ月後にその夢がアッサリ叶ってしまいました。12月になって2回決行しました。久しぶりにCDを20枚くらい買いました。でも驚異的に安かったです。音楽産業も深刻なんだな〜と感じてしまいました。

 昔から好きで、ちょくちょく聴いてたLuka Bloomが500円くらいで6枚くらいありました。しかも、その日は20%割り引き券を持っていたので全部買いました。アイルランドのSSWです。詳しいことは知らないし、知ってても教えません。

 でLuka Bloom。何枚聴いても同じに聴こえるのに、何を聴いても飽きません。動画はU2のカバー『BAD』の出来が良いようです。

http://www.youtube.com/watch?v=gjVpLI5c8_U&feature=share&list=AL94UKMTqg-9B7gsY438kbeVahPDutWxhK

 今年は後2日ありますが良いことが多かったと思います。業績も上がったし、お金もある程度稼ぎました。あまりお金の事で思い悩むことは無くなりました。その代わり他の事(特に人間関係)では悩みは多いです。昔とは少し違う場所に移動したという事なのでしょうか。普段の生活は何も変わりません。特に贅沢がしたいとも思いません。

 貧乏な頃は仕事が好きだと胸を張って言えたのに、今は、何か後ろめたい気持ちがあります。でも、まあ、仕事は好きな方です。来年も頑張ろうと思います。稼げるうちに稼いで、そのうち駄目になって、あの頃は良かったな〜とか思うのも有りがちで良いパターンなのでしょう。

 人と出会う事は、自分の中の新しい側面に触れる事のような気がします。今年も色んな人に出会いました。それこそが財産なのだと最近つくづく思います。ネットで出会った方々にも同じと事が言えます。大切にしなければいけません。
posted by sand at 07:21| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月29日

その後に考えたこと

 夕方5時に寝て、夜の10時に起きる規則正しい生活を続けている。土曜の夜だけ仕事をパートさん達に任せて、朝までゆっくり過ごす。ジョギングしたり、DVDで映画を観たり、ダラダラ寝たり、本を読んだり。今日は長く放置しているブログを更新することにした。

 更新と言っても昔ほど書きたいことが有るわけでもなく、かと言って小説を書くのは億劫になった。また書いてみたいとは思うし、アイディアを練ったりもするが、なかなか実行に移せない。違う形式で新たに挑戦してみたいとは思うが…。今は他にやりたい事が多い。焦らずに続けたいとは思う。

 昔より仕事が忙しくなった為に変わってしまった事は、周囲の自分達を見る目だ。「自分達だけ儲かって」などと言う陰口を聞くことが多くなった。従業員さん達を使うのも難しくなってきた。実際は余るほどは儲からないし、設備を買い換えたり、新しい投資に金がかかたり、とても楽とは言えない。それでも従業員とは壁が出来てしまった。そのことで考え込む事も多い。

 昨年の後半から今年にかけて、5人アルバイトを増やした。そのうち2人は海外からの留学生。中国の内モンゴルから来た男の子とベトナムから来た女の子。2人ともよく働く。祖国の話をしたり、日本の印象を聞いたりする。時には中国の政治の話になったり、ベトナム戦争の話になったりする。感じるのは2人とも、とてもニュートラルだということだ。平和が好きだと言う。そして日本は良い国で、とても好きだと口を揃えて言う。2人には悪いが自分は今の日本を好きだとは言えない。
 震災以降、自分と社会との関わりを考えてみる事が多くなった。でも明確な答えは出てこない。
若い頃、小さな夢を抱いて事業を始めた。正直に言って社会がどうであれ、与えられた環境の中でベストを尽くすだけだと思ってきた。社会が悪いだとか言う台詞は言い訳だと思った。しっかり働いて子供を育て、夢を叶える努力をした。そしてその夢が叶えかけると強欲だと言われた。自分の事しか考えない。と言われた。「うるせぇな〜」と思う。「お前ら、たいして努力してねぇだろ?」と思う。

 今、自分はこの場所にいる。みっともない。混乱している。今これから自分がやって行きたい事と、社会との関わり方が分からない。これは自分の性格的な問題なのかもしれない。そしてそれは、今の日本社会のある部分を象徴しているのかもしれない。

 答えはサッパリわからないが、前に進んでいくしかない。進みながら考えるしかない。

ブルース・スプリングスティーンの「Wrecking Ball」は評判が良い。もちろん作品は素晴らしいとは思うが、90年代の暗黒期を知っているファンとしては、どうにも納得がいかない。ブルースのやっている事、言っている事は当時から少しも変わってはいないのだから。
posted by sand at 05:27| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

最近、思ったこと

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Sandy Denny / No More Sad Refrains

久しぶりに最近思ったことなど書こうかとしていますが、考えがまとまらない。
もうずっと忙しくてゆっくり出来ない。有難いことだし、疲れ果ててる訳ではないけど、これで良いのか不安が付きまとう。結果は悪くないし、そこそこ儲かってるけど、ビックリするほど儲かってる訳でもなくて、今、自分がどんな場所にいるのか実感できない。

やろうとする方向は固まったような気がするけど、それをどれくらいやるのか、やればいいのか、そこが決めかねている。特に一人でやるのか、それとも誰かとやるのか、そこが問題のような気がする。

最初始めた時はお金が目的ではなかった。それからやっぱりお金が無くて苦労して、それでも続けてたら、少しお金が余るようになって、それでやっぱり思うことは、目的としてはお金ではなかったと。目的は最初からバカみたいに単純なことで、ワクワクしたいとかドキドキしたいとか、そんな事のような気がする。結局、リスクを払わなければそんな気持ちにはなれない訳で、無茶を重ねる事が美徳な訳で。

一方で、もうこれ以上妻や子供たちにお金で苦労はさせたくないと思う。それでストライクゾーンに球を置きに行ってるような気がする。思い切りが悪い。キレがない。

思い切ってやれば良いのではないでしょうか。47歳の新人投手は過去から一切学ばなくても良いのではないでしょうか。過去から学びすぎて身動き取れなくなったりしたくない。

楽しくやれなければ意味が無い。握り締めた「安定」などは投げ捨てて、いつ舞い落ちるか分からない「チャンス」などという胡散臭い代物を待っていたいのであります。

posted by sand at 06:36| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

2011年のSnowbound

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 ああ気がつけば今年も終わりでした。最近はジョギングにハマってネットはご無沙汰になっていました。もう誰も読まないとは思うけど、来年の目標など自分の為に書き残しておこう。

 今年の仕事面は良かったと思います。結果が出ました。いつまで続くかは分からないけど。調子に乗らず、気を抜かず、今までどおりコツコツやっていこうと思います。

 ジョギングが面白くなってきた。走れる距離も伸びてきた。来年に達成出来るかは分からないけど、マラソンの大会に出るのも目標にしたいです。

 ネットで書いてる文章は、断続的にでも書き続けていこうと思います。このままネットのサイトに投稿して行くのも渋い気もするし、どこかの文学賞に応募して行くのも面白いかもしれない。どっちにしても結果を求めるより継続することが大切な気がします。

 今年は大きな出来事がありました。自分に出来ることなど考えたりもしました。ただ短期に出来ることは限られています。長い視点で考え続けて行きたいと思います。それで誤魔化しているのかもしれないけど。

posted by sand at 02:43| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

入道雲より

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Elvis Costello / Mighty Like a Rose

T
 僕は9号ボートの前で船長の帰りを待っていた。平日のボート乗り場は人気が無く、桟橋に繋がれたボートの群れはイナゴのように見えた。9号ボートはその左端にポツンと寂しそうに浮かんでいた。

 切符売りの親父との交渉を終えて、船長が戻って来た。船長と言っても女の子で僕と同じ歳だったが。彼女は切符売り場の親父と仲が良く、親父の機嫌が良ければ3度の内1度は無料になった。それで彼女が船長になった。

 9号ボートは水を切って進んだ。8月も終わりになると水面は涼しく感じられた。空に浮かぶ入道雲はその圧倒的な存在感に比べて、フワフワと落ち着きが無く、どこか軽く頼りなかった。それはその年に僕らが過ごした夏の日々と重なっていた。

「もう夏も終わりだね」僕は独り言のように言った。「魔法をかけてあげるよ」ボートの向かい側から船長の声がした。
「どんな魔法?」「永遠に夏が終わらない魔法」船長は目を閉じたまま半分寝言のように言った。
「ふん」と僕は言った。正直どうでも良かった。夏が終わっても、終わらなくても、どっちでも良かった。「さあ目を閉じて」船長は目を閉じたまま言った。
僕はため息をついてから目を閉じた。「三つ数えてから目を開けて。それじゃ行くよ。ひと〜〜つ」船長はとても間延びしてカウントした。「ふたあ〜〜〜つ」どうててだろう。僕は三つ目のカウントを船長から聞いた覚えが無い。船長は三つ目のカウント前に寝てしまったのだろうか? 実を言えば僕もカウント中に眠ってしまったのだ。そして僕は夢をみた。「ねこ渡船所」の夢をみた。

 ネコ達は向こう岸に渡るために船を待っていた。どのネコもカバンを持っていて、色々なモノをそこに詰め込んでいた。「夢」だったり「希望」だったり「成功」だったり「お金」だったり「愛」だったり「幸せ」だったりした。でも船はいつまでたっても到着しなかった。向こう岸は目に見えるほど近く、泳いでも渡れそうに思えた。でも泳いで渡るネコは一匹も見なかった。なぜなら、その海はガラスの海。誰も傷つきたくはなかった。その海は赤い色をしていた。誰かが血を流して海を渡ったのだ。でも、ここにいるネコにはそれが出来ない。もちろん僕も待ってる事しかできなかった。船長がここに到着するまで。

U
 1985年の夏はとても暑かった。いや、実際調べてみれば、そうでもなかったかもしれない。僕らがクーラーのない生活して暑い場所に頻繁に顔を出していたからかもしれない。その夏、派手な柄のアロハシャツをグッショリ汗で濡らしてプールバーにいた。店に入るまで廊下で3時間待たされた。船長は頬杖をつき過ぎて右あごを真っ赤に腫らしていた。冷えたバドワイザーを飲みながら僕らはキューを握っていた。
「ナインボールってさ。なんか不安定じゃない? 多すぎるような。少なすぎるような。どう思う?」船長は僕に聞いた。
「どうも思わない」僕は集中して玉を突いていた。
「へ。ノリが悪いんだ。そんな事言ってるとね。今夜は雨になるよ」
 僕はバーの窓ガラスに浮かぶ夜空の星を見て言った。「星が出てるよ。雨は降らない」
船長は腰に手を当てて缶ビールを一口飲んでから「心の雨は、夜しか降らないの」と言った。

 バーを出て最終のバスに乗った。「どこに行く?」と船長は聞いた。「どこにも行かない」と僕は答えた。それから一言付け加えて「どこにも行けないなら、どこにも行かない」と言った。「変な人ね。じゃ帰るのね」と船長は言った。僕は船長の腰に手を回して「君の中にいたい」と言った。「スケベ」と船長は手を払って一つ前のシートに移動した。一人になった僕は星空を眺めながら、やがて訪れる夜の雨を待っていた。

 バスから降りると船長は泣き始めた。時々船長はそうなった。時々そんな風に自分の船を揺らした。そうなると僕にはどうする事も出来なかった。僕は船長の肩を抱いて、その涙を見つめた。船長の心に降る雨を見つめた。

 船長を自室まで送り届けてベットに寝かせた。その後、船長の机に座って煙草を吸った。それから机の上に転がっていた付箋紙に目を留めた。
 青色のラッションペンを取り出して付箋紙に心に浮かんだ言葉を書き込んだ。
一つ目の付箋紙には「9号ボート」と書き込んで電気スタンドに貼り付けた。2番目の付箋紙には「ナインボール」と書いた。3番目の付箋紙に「9月の予感」と書いて貼り付けた。電気スタンドには3枚の付箋紙が並んだ。キーワードは「9」だ。最後の付箋紙に「夜の雨」と書いた。
 九つの魔法が解け、やがて夜の雨が訪れる。
 
V
 2011年の夏の終わり。僕は一人だった。あの夏の暑さも、あの夜の喧騒も、もう過ぎ去ってしまった。もちろん船長も、ここにはいない。答えというものは、いつも自分の手の中にあって、それが答えだとは気がつかない。それが答えだったのだと気がつくのは、それを手放した時だ。それを失った時だ。

 船長の最後のカウントはどこに行ったのだろう? あのカウントを取り戻せば、僕はあの日に戻れるのだろうか? あの夏に帰れるのだろうか?
 
 あの夏、僕らを包み込むように、優しく、やわらかく、そして間延びして存在した。ただ存在した。あの入道雲のように。



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posted by sand at 12:23| Comment(0) | 超短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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