
Ray Davies / Other People's Lives
キンクスとの付き合いは、中学生の終わりか、高校生の頭だった思いますね。もう24〜25年になるのでしょうか? 最初に買ったのが『サムシング・エルス』と『アサー』でした。これが全然、面白くなくて、当時はレコードを買うお金が貴重だったので、ムチャクイチャ後悔しました。ハードでもキャッチーでもなくて、なんか地味な歌をブツブツ歌ってるくらいなもんでした。で、そのうちキンクスに捕まっちゃう訳なんですが、どれくらい経ってからだろう? 半年か1年か。とにかく何ヶ月か放り投げてて、ある日、鳴らしてみたら『おお〜』って入って来ましてね。それから全国を廻って当時入手困難だったレコードを揃えました。あれは良い思い出。そして幸福な時代でした。
時は巡り、4〜5年前に出た、レイ・ディビス本格的なソロアルバム『Other People's Lives』。これまた乗り遅れてしまいました。1曲目のイントロからして『キンクスじゃないぞ!』。ソロアルバムだから当たり前だけど。私はキンクスの大ファンだったのでね。デイブのキンキンしたコーラスと無闇に厚い(暑い)ギターがないとね…。やはりキンクスはディビス兄弟のバンドだったのです。
それからさらに時を重ねた昨日こと。何気に『Other People's Lives』を再生したら、なんと、ものの見事に捕まった。ようやく捕まえてくれたのね。なんや、あんなゲーハ親父でも嬉しい。
気取りすぎだと思っていた1曲目だけど、よく聴けば『ドゥ・イット・アゲイン』もこんな感じだった。そんなに新しいアプローチでも無いのに、この新鮮さは何でしょう? これは頑固親父がキンクスの歴史に叩き付けた挑戦状か。なんにしろ生き生きとしたナンバーが並んでいて飽きさせない。どうして最初からそれに気がつかなかったんだろう。俺のバカ。シングルカットされたボートラ扱いの曲がスタックスソウルを感じさせるソウルフルなナンバーでニヤニヤした。
『フォビア』はそんなに好きになれなかったので『UKジャイヴ』以来になるね。オリジナルアルバムで気に入ったのは。やっぱりカッコ良いわ。あの親父。



このアルバムが出た当時は1年くらいずっとこればっか聞くくらい捕まっちゃってました(笑)レイにしては凄く気合が入ってる作りで、力強いというか若いというかで、いつものはにかんだアナタが好きだけど、ちょっと強引な姿もイイわ、みたいなカンジでしょうか(違うか・笑)
ソロワークなんだからとわかってても、どうしてもデイヴのギターとコーラスを求めてしまいますね。アルバム自体は文句なく好きなんですが、でも、ああ、ギターの音が違う、とか、ああこれはちょっと似てる、とか、この曲はキンクスっぽくて嬉しいな、とか、アタマの隅っこでどうしても思ってしまう。比べるつもりはないんですが…
長いこと「キンクス」だったから、ソロになってレイが変わってしまうのか、自分の聞き方も変わるのか、不安だったんですけど、でもそういうことはなくって嬉しかったです。レイの書く曲は基本的に甘い響きがあってたまんないし、なにより、やっぱりこの人の声スゴク好きだなあ、と心底うっとりしてしまいました。
こんなにレイを愛せるワタシはなんて幸せモノv(*ノ▽ノ)キャッ
わたしが最初に買ったキンクスのアルバムはパイのベスト盤だったので入り込みやすかったです。
廃盤のレコードを探して全国行脚するのは当時のキンクスファンのお決まりコースですね(笑)しかしその後CDでガンガン再発されるようになるとは。あの苦労はいったいなんだったんだと思います。でもあの苦労がまた楽しかったんですよねぇ。
まいど。このアルバム、キンクス期待すると、ちょっと戸惑いますけど聴きこんだら、かなり良い曲が揃ってますよ。『スリープウォーカー』みたいな哀愁とシャキツとした躍動感が程よく調和して気に入りました。おすすめ。
タルさん
>レイにしては凄く気合が入ってる作りで、力強いというか若いというか
ほんとに捨て曲なしですね。だいたい2〜3曲は手抜き曲が入ってるんだけど(それもファンには楽しめる)これは、かなり練られた作りですね。まさにファイト一発ですね。??
>いつものはにかんだアナタが好きだけど、ちょっと強引な姿もイイわ、みたいなカンジでしょうか
ああ。なるほど。ボクは最初ハニカミ期待したんだな。ハニカミ王子を出待ちしてたら、柔道の石井が出てきたミ・タ・イ・ナ。ミ・タ・イ・ナ。
>どうしてもデイヴのギターとコーラスを求めてしまいますね
これは、やっぱり寂しいです。あの隅に押しやられらデイブの曲も聴けないしね。
>ああこれはちょっと似てる、とか、この曲はキンクスっぽくて嬉しいな
うん。これは結構意識してキンクスっぽさをちりばめたんじゃないかな?パイ時代とかRCA時代とかアリスタ時代とかロンドン時代とかが、あちこに顔を出すミ・タ・イ・ナ。ミ・タ・イ・ナ。
つまり特別な1枚なんじゃない?レイにとってもね。
>レイの書く曲は基本的に甘い響きがあってたまんない
これは同感。妙に色っぽい。ミック・ジャガーのエロさとは、ちと違う。やっぱ。男なんじゃない? レイさんは基本、男だと。
>でもあの苦労がまた楽しかったんですよねぇ。
これまた同感。あのエサ箱で引き当てて、買って帰ってレコードの針落とす瞬間ね。ああ、もう、あの感激は蘇りません。若くてバカで誰より幸福な時でしたな。
先日は久しぶりのコメントありがとうございました。
私のキンクス初体験を包み隠さず申し上げますと『夜なき街角』でした。もっと具体的に言うと「Come Dancing」。洋楽を聴き始めた頃にちょうどヒットしてたんです。とりあえず買ったこの1枚のLPをカセットテープに録ってさんざん聴いたあの頃が懐かしいです。
その後CDの時代になってからいろいろ買って『UKジャイヴ』もそれなりに気に入ったケド、『フォビア』はどうもイマイチでした。
その点ではsandさんと同じのようだから、『Other People's Lives』は未聴ですが、私的にもアリかもしれませんね。
私は、もう少し前ですけど、ほとんど一緒ですよ。「ギブ・ザ・ピープル」の頃ですね。新譜で言うと。その頃SMSだったけ?そんなレコード会社がパイ時代を再発しましてね。そこで知りました。T-REXも同時に再発されて、そっちは「電気の武者」と「タンクス」を買いましたね。懐かしい。
>『UKジャイヴ』もそれなりに気に入ったケドはどうもイマイチでした。
『UKジャイヴ』は良いアルバムですね。『フォビア』はやっぱりソニーって言うのが関係あるのかな?力入り過ぎで疲れますよね。
『Other People's Lives』は元気ですが、自然体で気に入ると思いますよ。ではでは。