2005年02月22日

身から出た、バームクーヘン

バームクーヘン.jpg

携帯電話が身に余る。
高機能が恥かしい。
人のいる場所で携帯に電話がかかってくると、大変、困る。
「いえ、いえ、私は本当にゲスな人間なんです。クズなんです。ええ、携帯を持つなんて、そんな人間ではありません。わかってます。わかってるけど仕事で仕方無く・・」
などと訳のわから無い事が、頭を渦巻いて、慌てふためいてしまう。

家族と一緒に歩くのも身に余る。
「違うんです。幸せそうに見えるけど、いつかダメになってしまうのは分かっています。ええ。勘違いなんてしてません。」などと、考えなくても良い事を考えてしまう。

そこでバームクーヘン。
バームクーヘンも、また身に余る。
シンプルでありながら、品が良い感じがするのが、身に余る。
結婚式の引き出物で貰ってきて、いきなり鷲づかみで丸かじりって気にはならない。
貰い物でも、丁寧に切り分けてしまう。花柄の小皿に綺麗に乗せてしまう。ちゃんとした小さなフォークを添えてしまう。それでは、コーヒーか紅茶でも、とか言って、入れる予定のない飲み物まで付けてしまう。
そこの所が身に余る。

食べると、素朴で質素な食感で、やっぱり身に余る。
香りが、押しつけがましくない、控え目な香りで、どうしても身に余る。

食べ終わった後、美味しかったのか、不味かったのか、そこの所がハッキリしないまま、コーヒーでもすすって満足してしまうのが、身に余る。



posted by sand at 02:35| コラム・食い物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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