2005年10月13日

ホリディ

Muswell Hillbillies.jpg
The Kinks / Muswell Hillbillies

秋雨の中を傘をさして歩いていた。
休日の午後。住宅地を歩くと、人も犬も信号機も心地良くお昼寝しているように、ヒッソリしている。
私は、少し肌寒くなった空気の中を口笛を吹きながら歩いている。
キンクスの「ホリディ」。それは口笛にとても良く馴染んだ。だるい午後の風景を描かせたら、誰もレイ・ディビスには敵わない。天才なのだ。
でも、レイの書く<のほほんソング>には、ポール(マッカートニー)なんかとは違う緊張感がある。完璧に<のほほん>と、させてはくれないのだ。どうしてなのかは、私の考える事ではない。
レイの曲なら何度でも聴くが、レイ本人の事は出来るだけ考えないで平和な一生をおくりたいと思っている小市民だから。

駅前で待ち合わせて、アライグマ男と一緒にラーメン店探索に向かう。

我々が求めているラーメン店とは、行列が出来るような、こだわりの店とは違うのだ。
人通りも少なくヒッソリしている通り(昔は栄えた通り)で細々と営業している。だいたい老夫婦が運営しているようなラーメン店だ。
美味くもないが不味くもないラーメンを作る、最も印象に残らないお店が良い。
近所の人も「ただ近くにあるから」と言う理由だけで、時々食べに行くようなお店だ。

このような「ヒッソリ系」のラーメン店は、探せば幾らでも存在している。
我々のライフワークとして、これら「ヒッソリ系」の発掘に取り組んでいるのだ。

「ヒッソリ系」のラーメン店を探し当てるのには、独自の嗅覚が必要とされる。貧乏臭い匂いを嗅ぎ分ける能力が必要とされる訳だ。

今日のターゲットは、裏通りも裏通り、車の離合も難しいような場所に酒屋さんと並んで存在していた。
くたびれた赤ノレンが、どんよりとした気配を放っている。

店の前には、古びた自転車が置かれている。これはポイントが高い。錆び付き具合をチェックする。荷台の配達用の備品も年季が入っている。

まず、入口の引き戸が重いのが条件なのだが、この店は合格だった。二人がかりでも、かなりの時間を要した。

続いて店内を覗く。
厨房に面した3人がけのカウンター。4人がけのテーブルが3つある。意外に店内は広いようだ。
早速、常設された漫画本をチェックする。マガジンとビック・コミック・オリジナル。オリジナルはポイントが高い。スピリッツよりも高評価の対象となっている。我々は満足そうに、うなづき合った。
さて漫画本の状態をチェックしよう。油ギッシュなら高評価。
「これは!」私は思わず声を上げた。なんと一冊丸々くっ付いてページが、めくれない。
多分、水をこぼしてしまったのだろう。それを、このまま放置しているとは・・。
漫画本の評価は、☆☆☆☆☆に値する最高級のものとなった。
我々は、額に汗して、鼻息も荒く、うなづき合うのだった。

☆長くなったので、続きは後日。
この記事へのコメント
マッカートニーのことはわかりませんが、

>完璧に<のほほん>と、させてはくれないのだ

レイの「のほほん」は、このおやすみが終わったら、またしんどいことが待っているのをわかってて、でもだからこそ、今このひと時だけはのほほんしたいんだ、ってカンジだから、緊張感があるんだと思います。日曜の翌日は月曜なんだ、ってわかってる「のほほん」。
楽園で過ごす「のほほん」じゃないんですよね〜だからこそリアリティがあって、好きなんです。
やっぱレイは天才よね!!

>「ヒッソリ系」

ウチのダンナもこういうとこに入りたがります。
わたしが切迫早産で24時間点滴入院中の時も、病院の近くの「桃園」という中華屋で380円のラーメンを食べに行き、自慢げに語ってました。
こちとら毎日病院食だってぇのによぉ( ゚д゚)ペッ
こういうことを妻は絶対に忘れないので、気をつけましょう。
Posted by tallulah at 2005年10月13日 09:10
まいど。大変なようですね。お嬢ちゃん。心配ですね〜。

>日曜の翌日は月曜なんだ、ってわかってる「のほほん」。

さすがです。レイ・ディビスに魂を売り渡した女。説得力が抜群です。
なるほどね〜。ポールさんは楽園側の人間なのかもしれない。ポールさんの偉い所は自分が楽園にいる事に気がついていない所かもしれません(=^▽^=)
楽園の内側だろうと外側だろうと、あの人の才能の前では、どっちでも良くなっちゃう。

レイ先生は、楽園の外にいる事を強烈に意識してるのかもしれないですね。
レイ先生もニックさんも楽園の途中にいたのか。そうか。そういう事か(何の事か分かってないけど)

>「桃園」という中華屋で380円のラーメン

いかにも不味そうだけど、ハッキリと記憶している事に業の深さを痛感しています(=^▽^=)
旦那さんも同じ趣味か。
似たタイプだったりして(=^▽^=)

>こういうことを妻は絶対に忘れないので、気をつけましょう

君が忘れてくれた頃には、我々は、もうこの世には、いないでしょう。


Posted by sand at 2005年10月13日 16:13
 こんな店は当然のように半年ぐらい前のジャンプがあったりします。レイさんはけっこうひどいやつなのにこんなにのほほんとした曲が書ける裏表の大天才ですね。今日のように頭に来た日は松中を連れてのほほんとしたラーメン屋で替え玉でもしたいものです。途中からズレータも呼び出しましょう。
Posted by ITORU at 2005年10月13日 21:55
残念でした。
ロッテの勢いは止められません。

ペナントレースまったく興味がなかったから、それほど落ち込んでないけど、これは、ずっと応援してた人は寝れないでしょう。

来年のプレーオフは頑張って貰いたい。って、もう終わりかよ(^_^;)
Posted by sand at 2005年10月14日 00:26
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