2005年09月02日

80年代の電話ボックス(Lush Life)

Lush Life
John Coltrane / Lush Life

80年代と今との違いは、電話ボックスの有無と言えるだろう。

「それは80年代に限った事ではないですよ。それに電話ボックスなら、数は少ないけど、今でもありますよ」とか言う人間が現れたら、アンダーテーカーにコールして<ラストライド>であの世に送ってもらおう。当然の事だ。

80年代の電話ボックスは、実に風情があった。
70年代は、喫茶店の赤電話と言う気がする。60年代は、やたらダイヤルの重い黒電話と言う気がする。(まったく、違うような気もする)


80年代は、街角の電話ボックス。ガラスに囲まれた氷の宮殿。貧乏人の為のプライベート・ラウンジ。

80年代の街を歩くと、いたる所に立ち並ぶ公衆電話ボックスを見かけたものだ。

ポケットに突っ込まれた一握りの小銭。チャラチャラと小気味良い音を鳴らす。
小銭の響きは心地良い。なんだか最近は忘れてしまいそうだが、あれは無くてはならない物なんだ。
貧しくて尊い。

寒い朝に街を歩く。もちろん80年代の街だ。
急に誰かの声が聞きたくなる。
寒い朝の街とは、そういうものだ。若くて、当てもない頃とは、そういうものだ。

駅のターミナル近くの路上で電話ボックスを見つける。
だいたい電話ボックスってのは、ツンとすましてクールな面持ちをしている。
炬燵みたいにポカポカした電話ボックスなんてのは、見かけない。

「気安く触らないでよ!」とか言い出しそうなほど、硬くて入りにくい電話ボックスの扉。
無理やり<ねじ入れる!>って感じで、ようやく中に入れる。
中に入ると、急に自分の呼吸の音が大きくなって不思議な気持ちになった。

電話ボックスの中は、暖かいような、スースー隙間風で寒いような、良く分からない気候になっている。

ポケットから小銭を引っ張り出し、コインを電話機にぶち込んで行く。
この<ぶち込んで行く>のが良かった。ぶち込んでるって感じがヒシヒシと伝わってくる。
ぶち込むだけで、小躍りして喜んでる輩も続出したほどだ。

さぁダイヤルを回そう。誰かが向こうで話し始める。男でも女でも良いんだ。
誰かの声が聞こえて、それで特別ありもしない話題を掻き集めて、それで少しだけホッとして、電話を切る。
扉を開けて、再び80年代の街を、さ迷い歩く。

それは、長い長いケーブルを少しづつ巻き取っていくような、奇妙な充実感に溢れた作業だった。
我々は街から街へと移動しながら、行く先々で電話ボックスの扉を開けた。
そして、そのケーブルを巻き取りながら、誰かとの距離(あるいは自分との距離)を少しづつ縮めようとしていたように思える。


John Coltraneの「Lush Life」は、初期の作品に位置付けされるようだ。後の「バラード」を彷彿させるスロー、ミディアム・ナンバーで構成されている。
「カリスマの巨人・コルトレーン」とは、少し違った感触を覚える。
一人の男が、誰かとの距離を縮めようと、必死になっている姿が思い浮かぶ。

ストレートに響いてくる熱い鼓動。良い作品だと思う。


posted by sand at 04:08| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

ワン・ラブ

Legend.jpg
Bob Marley & the Wailers / Legend

窓から海が見渡せる場所に差しかかると、妻は突然ブレーキを踏んで、車を路側帯に止めた。
何も言わずに、表に飛び出すと、海に向かって走り出した。
私は、慌てて後を追う。

妻は砂浜でヒールを投げ捨てた。振り返った時、笑っているように見えた。
私は走るのを止め、歩いて妻の後を追った。

海風は、かなり冷い。
妻は、波打ち際で海を眺めている。

「驚いた?」妻は振り返って、そう言った。
私は、うなずく。

海風が、妻の髪を宙に投げ上げる。
「老けたな〜」妻の顔を眺めながら私は思う。もちろん私も老けてしまった。

「私、変わったでしょ?」妻は聞く。
「いや。そうでも無いよ」私はウソをつく。

妻は下唇を軽く噛む。それが癖なんだ。
初めて会った日にも、そうやって下唇を噛んでいた。

当時の妻は、驚くほど派手な口紅を塗っていた。
「あなたの眉毛が太いのに驚いたわ」後に私の第一印象を、妻は語った。

今の妻は、あの頃のように派手な口紅を塗っていない。あの頃のように瞳をクルクル回さない。
肌のハリも無くなった。シワも増えた。白髪も目立つ。

でも、笑い方は変わらない。

「今日は良い気分だと思わない?」妻は、晴れた空を眺めながら言う。
「そうだね」

「こんな日に、炊飯器を買い換えるってのは、どう?」妻は言う。
「良いね。最近、水っぽかったし」私は、そのアイディアを歓迎する。

結局、今の我々に必要なのは、ささやかなアイディアなんだ。
本当に、ささやかで良いんだ。
posted by sand at 05:06| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

燗ビール(ある夏の終わり)

Beercan.jpg
Beck / Beercan

男というものは、ビールを飲みほす為に、生きていると言って良い。

違うと言う人もいるだろう。もっと崇高な目的の為に生きていると言う人もいるだろう。
僕はお酒が飲めないんだと言う人もいるだろう。近頃お腹が出てねダイエット中なんだと言う人もいるだろう。
さて彼らを、どうする?
「積極的に無視しよう」「OK」

暑い夏にビールを飲みほす事は、男にとって一番の仕事と言って良いだろう。
重労働なのだ。職責なのだ。高度なモチベーションが必要とされるのだ。

さて話しはこれからだ。人間というものには上昇志向と言うものがある。
他人を容赦なく蹴落として這い上がろうとする欲望がある。
人の上に立ちたい。そこに狂おしいような情熱を燃やしているものなのだ。

ビールが男にとって必要不可欠な物であるのならば。
常にハイクラスなビールを味わいたい。そんな渇望を抱えていて当然なのだ。

いや。僕は平凡にビールを飲みたいだけですよ。とか言うヤツもいるかもしれない。
ビールごときにムキになるなんて大人気ないですよ。とか言うヤツもいるかもしれない。
さて彼らを、どうする?
「忘れよう」「OK」

夏の終わりに飲むビールがテーマだ。男としてビシッと決めたい所だ。
「しみったれたビールなんて、夏の終わりには用なしだぜ」なんてね。
「おいおい。夏の終わりに冷えたビールかよ。タハ〜なんて貧困な発想だろうね。夏の終わりに目も当てられないよ」なんてね。

「俺かい?俺は勿論<燗ビール>さ。夏でもない。秋でもない。移り行く季節への鎮魂歌さ」なんてね。

さてさて話はこれからが本題だ。<燗ビール>とは、ただビールを熱燗にすりゃ良いってもんじゃない。それじゃただの変わり者だ。
<燗ビール>をHOTに飲みほすスタイリッシュな男のHOW TO レッスン。行くよ。

<燗ビール>を粋に飲む為には、まず愛人を囲う必要がある。
4000万円程度のワンルームマンションを、ポンと買い与える必要がある。
壮大な計画なのだ。

まずは愛人マンションに黒塗りのベンツで乗りつけよう。もちろん運転手付だ。
「今日は、もう帰って良いよ」なんて運転手に捨て台詞を残してエレベータに乗り込むのだ。

玄関の扉を開けると、愛人のお姉ちゃんがテレビを見ながらケラケラ笑っているね。
そこで、こう言うのだ。
「やあ。楽しそうで良かった」
すると、愛人のお姉ちゃんは悪戯っぽく笑ってこう言うね。
「おあいにくさま。オ・ジ・サ・ン」ってね。

そのままバスルームに向かうのだが、途中で振り返ってこう言おう。
「ビール。温めておいてくれないか」
愛人のお姉ちゃんは首を傾げながらキッチンに向かうね。

さて、バスルームでシャワーを浴びた後。
愛人のお姉ちゃんが飲んでいるワインが乗ったテーブルがあるはずだ。
そのテーブルの上には、間違いなくアーモンドが乗っている。そういうものなのだ。
そのアーモンドを一掴み手のひらに乗せてキッチンに運ぼう。

キッチンのテーブルについて、アーモンドを一粒だけ口に入れよう。
目の前では愛人のお姉ちゃんがワインを飲みながら、テレビのお笑い番組でクスクス笑っている。
その後ろの大きな窓からは、安上がりな夜空がオドオドと顔を覗かせている。

その時。その時、男は・・。
<燗ビール>を飲むのです。・・・長かったね。
posted by sand at 20:38| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

木マン

The Garden.jpg
John Foxx / The Garden

彼は、坂の途中で未確認飛行物体に遭遇し、不気味な搭乗員から<木マン>に変身する能力を授けられた。

<木マン>に変身した彼は、樫の木のような悠然とした巨木に姿を変え、ドッシリと大地に根を張り、豊かに覆い茂った緑の枝葉をユサユサと風に揺らした。

<木マン>に変身出来る能力は、同時に彼に苦悩をもたらした。

彼は<木マン>に姿を変える事で何を生み出す事が出来るのか?
彼の悩みは、それに尽きた。
<木マン>は一歩たりとも動く事が出来ないのだ。<木マン>は誰も救う事が出来ないのだ。
何故、彼は変身する必要がある?

彼は迷いの中で<木マン>である自分をいぶかった。

ある暑い夏の日、彼は<木マン>として貧しい農村から近隣の町に繋がる道路脇に立ち尽くしていた。

やがて、貧しい村から年老いた老婆が一人、汗を拭きながら道を歩いて来た。
老婆は<木マン>の前で立ち止まると、彼に向かって一礼し、ハンドバックから青いハンカチを取り出した。
老婆は、青いハンカチを<木マン>の幹の側に敷き、ゆっくりと腰を下ろした。
額から流れる汗をタオルで拭い、手のひらで顔をあおいだ。

<木マン>は老婆の為に、身体を揺すって風をおこした。
大きな枝葉はゴウゴウと音を立てて揺れ、涼しい風が沸き起こった。

老婆は、目を細めて喜び<木マン>の幹に背中を、もたれかけた。
静かな時間が流れて行き、老婆の汗はピタリと止まった。

立ち上がった老婆は、<木マン>に向かって深々と一礼してから町へと続く道を、再び歩きはじめた。
彼女には、わかっているのだ。


続いて町から小さな子供が二人でやってきた。
<木マン>の木陰に荷物を置くと、彼の周りで遊びはじめた。
鬼ごっこ、なわとび、花を摘み、草笛を鳴らした。

しばらくたって子供達は、<木マン>の下でお母さんの作ったお弁当を開き、美味しそうに食べた。
<木マン>は、子供達が直射日光を浴びないように、身体をユックリと動かした。

やがて子供達は、<木マン>の下で、スヤスヤとお昼寝をはじめた。

子供達は<木マン>の幹の横で穏やかに眠っていた。
<木マン>は、身体を、ほんの少しだけ揺らし、わずかな微風を子供達に送った。
子供達は、<木マン>に心を許して眠っていた。

その時<木マン>は気がついた。自分が何物であるのかを。

自分が、子供達を、強く強く守れる事に感動していたのだ。
posted by sand at 16:55| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月17日

鬼火(If You Go)

Hothouse Flowers.jpg
Hothouse Flowers / People

父の墓石を押し動かすと、地下に続く階段を見つけた。
ボクは死者に会う為、その階段に足を踏み入れる。

階段を下り切った場所には、薄汚れた銭湯が細々と営業していた。
看板のネオンは、今にも切れそうにチカチカ点滅している。
ヨレヨレになった暖簾が、ぐったり疲れ果てたように垂れ下がっている。
辺りはシーンとして物音一つしない。

ボクは暖簾をくぐって中に入る。

番台には、歳若い<女イタチ>が座っている。
彼女は泣いていたようだ。
赤く泣き腫らした目を見れば、すぐに分かる。
「”もしも”という言葉が枯れてしまいました。
ここには、もう”もしも”という言葉が咲く事がないのです」

ボクは、<女イタチ>を番台から引きずり降ろす。
彼女が座っていた場所には、さらに地下に続く階段があった。

ボクは、その階段を下りながら、床に突っ伏して泣きじゃくる<女イタチ>に向かって、こう話す。
「”もしも”という言葉が欲しければ、手を血で濡らす事だ。
お前が見取った魂だけが、”もしも”という言葉に生まれ変わる」

その階段は、竹藪の中に繋がっていた。
竹藪をかき分け、明かりの見える場所を目指す。

やがて竹藪は途切れ、大きな河が見渡せる場所に出た。
河には、無数の鬼火が浮かんでいる。

Before the Flood.jpg

不意に現れた腰の曲がった婆さんが、ボクの手をつかむ。
「お前も、行くのか?」婆さんはボクに尋ねる。
「いや。ボクは行かない」

婆さんは、ボクの手を離すと河に向かって土手を下りて行く。

婆さんの足元が水中に消え、続いて腰が没する。

ボクは河に沈んで行く、婆さんに向かって叫ぶ。
「”もしも”!
”もしも”あなたが行くのなら、伝えてくれないか!
ボクが残された者を守るから!誰も不幸にしないから!」
posted by sand at 04:31| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

静かな生活

Maccoll Kirsty.jpg

ベットの上で祖母が死にかけている。
末期ガンなんだ。祖母は苦痛に顔を歪める。
「痛いかい?」
「痛いよ〜。死にたいよ〜」
「大丈夫、もうすぐ楽になるよ」

私は、少し痛みがひいた時に祖母に尋ねる。
「おふくろに会うかい?」
おふくろとは、私の母だ。
祖母と母は、長い間憎しみあい。ある時、訣別した。
もう10年になるだろうか。以来、2人が顔を合わせる事は無かった。

祖母は首を縦に振った。

私はベットに祖母を残し、屋外のベンチに座って母に電話をいれる。
母と話すのは1年ぶりだろうか。
彼女が今、だれと暮らしているのか、私は知らない。

「婆さんが死にかけている。あと2〜3日の命だろう。会うか?」
母の返事は「YES」。今すぐ病院に行くと言って電話を切った。

私は、そのまま、ベンチに腰を下ろして、ぼんやり考え事をしていた。
葬儀の手配。費用の計算。親族間の問題。

ベンチの周りには生垣があって、その合間から、赤や青色をした小さな花がヒッソリと顔を出している。
なんだか地味で、誰にも気付かれずに咲いているようだった。

私は、その花を眺めながら、家族が一緒に暮らしていた頃を思い出す。

爺さんが生きていて、婆さんが元気で、父も生きていて、母がまだ家にいた頃。
もちろん、私も弟も、まだまだ子供だ。
そこには、後に、この家庭を引き裂いてしまうトラブルの芽が育っていたのかもしれない。
それでも、そこには笑顔の日もあった。静かな生活もあった。

でも今は違う。何もかも壊れてしまった。
元に戻る事なんて出来ない。戻りたくもない。

やがて祖母は死ぬだろう。我々3人が顔を揃えるのも今日が最後だろう。

でも今日だけは、私と祖母は母を待っている。
彼女の到着を心待ちにしている。
彼女が元気に姿を見せる事を願っている。

まったく人生はファック・オフ!で、静かな生活の代償は果てしなく重い。
posted by sand at 04:27| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

メール牛

原子心母.jpg

どいつも、こいつも遅ければ良いと思っている!最近の風潮だ!
何から何まで、トロトロ、トロトロ。ノロノロ、ノロノロ。
わしゃもう、やり切れんよ!
昔風に言うとバッド・ラック!だ。まったく。

わしの若い頃は良かったよ。電子メールでアッと言う間に伝えたい事は伝わったよ。
時間の無駄なんて、まるで無かった。誰もが時間に追われ、時間を有効に活用しようと日々努力を重ねておったわ。

それが、まさかこんな時代が来ようとはな〜。思いもよらなかった時代じゃ。
時間は、当ても無くマイペースで、ノッソリやって来る物だと言い出しよった。
時間の概念など、元々大して必要じゃなかったなどと、ぬかしよる!
そんな馬鹿な事があるか!まるで無計画じゃ。まるで生産的では無いではないか!
狂ってる!世の中、全部が狂ってしまったんじゃ!

最近の若いヤツらは手紙もよう出さん。手紙じゃ早すぎると言うのじゃ!
電子メールなど、とうの昔にサービスが終了してしまったわ!
嘆かわしい。実に嘆かわしい。

昔は<電話>と言う便利な物があった。夢のような道具じゃった。

それが今じゃどうだい!
いちいち電話屋さんに頼みに行かなきゃならんのだ!
昔風に言うと「ヘ〜イ!メ〜ン!ア〜ス・ホ〜ル!」じゃ馬鹿野郎!

だいたい昔なら電話1本で済んでた用事が、今じゃ電話屋さんのお店を訪ね、電話屋さんに用件を耳打ちすると電話屋さんが伝えたい相手の家を訪問し、直に耳打ちして伝えるシステムが採用されている。

なんと言う馬鹿馬鹿しさだ!呆れて物も言えない!
この前なんか電話屋さんが盲腸切って入院して2週間も待たされたわ。
2週間じゃよ。2週間。相撲なら千秋楽迎えてるって〜〜の!ドアホ!

ま〜いいだろう。ここまでは許そう。許したくも無いが時代の流れじゃ我慢しよう。
でもな・・・、でもな・・・

あの<メール牛>だけは、どうしても許さへんで〜!

どうして牛なんかに伝言を頼む?ホワイ?よりにもよって牛とは、なんてこったい!
また、この牛の野郎が全く無自覚だ!どういう神経してるんだ。
依頼されてるって自覚がまったく無い。人に物を頼まれている使命感なんて、コレっぽっちも、ありゃしない!オ〜マイ・ゴットだブラザー。YO!YO!とか昔だったら近所の兄ちゃんにラップで語られてるって〜の!

<メール牛>に伝言頼んだら、いつ到着するのか、全く予想が出来ない。

聞く所によると、2週間・3週間なら早い方だ。へたすると2年・3年。
事によっては10年・20年後に、ようやく届くとか言われている。
そんなの届く前に、死んじゃうって!女性だったら生理だって、あがっちゃうよ!
非常識じゃないの!問題あるわよ絶対!

ま〜、こんな調子じゃ。何もかも変わってしまったよ。
今は時間が余ってる時代なんじゃ。わしゃ何をやれば良いのかサッパリわからんのじゃ。
誰か時間を切り刻んで、わしに与えてくれんかの〜。
わしは水を得た魚のように、それをキッチリ消化するんじゃが・・。
今日は何をすれば良いのじゃろうか?明日は?明後日は?
わしは、どうやって生きて行けば良いじゃろう?

おや。珍しく玄関のチャイムが鳴っているようじゃ。
<宅配亀>が着いたのかもしれんな・・
posted by sand at 17:38| 超短編小説B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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